R0115 漢文学 第1設題 佛教大学 2012年度版

閲覧数2,607
ダウンロード数63
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学のレポートです。図書館で資料を収集してから作成したレポートですのでA判定をもらっています。わたしは文系大学院を卒業してから佛大に入学しました。質の高いレポートを作成できていると評価されていますので参考にしていただけると思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第一設題 「日本に於ける「漢文」とは何か、その定義を述べよ。」
    レポート題名 「形式面と影響面から考える日本に於ける漢文の定義」
    一 漢文の定義
     漢文とは漢民族に書かれた古典である。このように漢文を定義づけることができる。しかし、「日本に於ける」漢文という視点から考えると、漢文の定義はもっと複雑なものになるであろう。日本に於ける漢文について、次のような定義がある(1)。
    「1 中国人が書いた、文章語としての詩文。」
    「2 その文法形式に従って、日本人が書いた詩文。」
    「3 それらを、仮名交じりに書き直したもの。」
     漢文は中国人だけによって書かれたものではない。平安時代の男性貴族たちが漢詩を嗜んでいたことからわかるように、日本人によって書かれたものでもある。さきほど述べた定義はこの点を含んでおり、「日本に於ける」という視点を取り入れたわかりやすい定義である。
     ただ、さきほどの定義は漢文の形式面だけに注目している点で物足りなく感じる。日本は古くから中国による影響を大きく受けてきた。日本独自の文字である、平仮名や片仮名はその原型が漢字から生まれている。また、枕草子や源氏物語、奥の細道な...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。