2011年度最新のリポートです。 合格の実績レポートなので、参考にしてください。
「ペスタロッチーの教育学(直観の原理など)について考察せよ」
まずはペスタロッチーとはいかなる人物かについて述べていこう。ペスタロッチーは1946年にスイスのチューリッヒで生まれ,幼年期女性によって育てられた。このことから,後年教育における重要性を説いたことに影響していると考えられる。その後,1774年貧民院を設立し,教育活動を開始した。代表する著書として,「隠者の夕暮れ」(1780)や「リーンハルトとゲルトルート」(1781),そしてペスタロッチーの思想が体系的に述べられている「人間の発達における自然歩みについての私の探求」(1797)などが主な著作物である。それでは次に,彼の教育学について述べていく。
初めに,有機的・発生的教育方法がある。ペスタロッチーは代表する哲学者ルソーと同様な考えとして,子どもには将来発展する素質が備えられており,この素質が外的にではなく,内から発展するように助成するのが教育と考えている。つまり,教育者は内的本性が自ら実現していくのを援助することに専念することが大事である。逆に,子どもの内的本性に備わっていないものを,外部から注入するような形で教育することは...