S0103教育史 第1設題

閲覧数2,632
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    S0103教育史 第1設題 レポートA評価です。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    寺子屋について述べよ。
    寺子屋とは、庶民の教育機関として江戸時代中期以降著しく発展したものである。また、地域によっては手習所、手習塾ともよばれていた。
    その起源は、中世寺院の俗児教育に淵源を求める事ができる。児童生徒を寺子と言ったり、入学を寺入りと称したりする共通点がある。しかし、発生の根拠はそこにあっても、近世社会における教育機関としての寺子屋と中世寺院の世俗教育と直接に結びつけるものではない。中世寺院が武士階級の支持のもとに発生し、寄宿制であったのに対し、寺子屋は、庶民の教育要求に応えるかたちで発生し、通学制をとっていたことから、発生の要因は全く異なっていたからである。このように発生の要因が全く異なっているのに、なぜ寺子屋の「寺」という字が使用されてきたかであるが、中世の寺院教育との関連はさておき、寺子屋という言葉がいつ頃から使用され、文献に現れてきたのはいつ頃からであるのか。
    「寺子」という言葉が文献のうえで現れた最初の例の一つとして、元禄八年(一六九五)笹山梅庵の著した「寺子制誨之式目」があり、この中で寺子という語を使用している。また、寺子屋という語であるが、寺子屋とは「寺子」...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。