参考文献 憲法第四版
日本国憲法は、第10章に「最高法規」と題し、以下の3か条の規定を設け、憲法の最高法規性を強調すると同時に、いろいろな角度から、憲法の運用を現実に確保することを期している。
●第97条 基本的人権の本質
「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」
●第98条 最高法規、条約及び国際法規の遵守
「この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」...