0711/0712経済原論<分冊1>日本大学通信教育部/評価A

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    資料紹介

    【参考文献】
    ミクロ経済学/嶋村紅輝ら
    ミクロ経済学入門/柳川隆ら

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     まず、IS=LM分析について説明する。利子率が上がると投資が減り、その結果GDPが減少する。IS曲線とはこの関係を縦軸に利子率、横軸にGDPをとり示した曲線の事である。IS曲線は財市場において財の需要と供給(生産)が均衡したとき、GDPと利子率がどのような値に決まるのか、その組み合わせを示している。一方、LM曲線であるが、同じく縦軸に利子率、横軸にGDPをとり、貨幣市場において貨幣の需要と供給が均衡したときGDPと利子率がどのような値に決まるのかを示している。
     GDP(国内総生産)とは一国全体のマクロ経済活動の水準を表す。このGDPを決定する要素の分析方法として、IS=LM分析がある。IS=LM分析とは、財市場(モノの需要と供給)と金融市場(貨幣市場)すなわち貨幣の需要と供給(利子率)を考えた場合にGDPがどのように決定されるかというものである。 そしてそのGDPは労働市場にもかかわってくる。
    この2つの曲線を1つのグラフに重ねて描くことにより、財・貨幣の両市場の相互依存関係を考慮し、GDPと利子率を同時に説明決定しようとするのが、IS=LM分析である。財・貨幣の両市場が同時に均衡...

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