単位を取得済みの合格レポートです。論理学においては、論理展開を行う抽象的なテーマである命題が文という具体的な言葉の構造を用いて発せられることに着目し、この命題と文とを分けて考えることでその文について真偽を主張できると考える。真偽は文に対して表現されるとき「文は真という真理値を持つ」と表現され、「T」や「F」、「1」や「0」という記号が用いられる。
真偽を論ずる文には、これ以上部分に分けることができない要素文、あるいはふたつ以上の部分的な文と接続語句から成る複合文が用いられる。文を採用する目的は真偽を論ずるためであるから、複合文の場合、文と文とを結ぶ接続語句の働きも加味して、文の真理値の対応関係を考えていく。要素命題の真偽が決まることで複合文全体の真偽が決まる複合命題を指して、真理関数と呼ぶ。真理関数は接続語の働きを文相互の真理値間の関数関係であると捉えその構造を解明するものである。
真理関数理論
論理学は、どのように思考することで正しい結論に帰着するのかという、言わば「思考
の形式や構造の解明」である。そうした論理学においては、真偽を論ずるため語単体では
なく文が使われ、更に文の中でもことがらを叙述している平叙文が採用される。
論理学においては、論理展開を行う抽象的なテーマである命題が文という具体的な言葉
の構造を用いて発せられることに着目し、この命題と文とを分けて考えることでその文に
ついて真偽を主張できると考える。真偽は文に対して表現されるとき「文は真という真理
値を持つ」と表現され、「T」や「F」、「1」や「0」という記号が用いられる。
真偽を論ずる文には、これ以上部分に分けることができない要素文、あるいはふたつ以
上の部分的な文と接続語句から成る複合文が用いられる。文を採用する目的は真偽を論ず
るためであるから、複合文の場合、文と文とを結ぶ接続語句の働きも加味して、文の真理
値の対応関係を考えていく。要素命題の真偽が決まることで複合文全体の真偽が決まる複
合命題を指して、真理関数と呼ぶ。真理関数は接続語の働きを文相互の真理値間の関数関
係であると捉えその...