脂溶性ビタミンの生理作用と給源について述べなさい。(A判定・2020文字)

閲覧数2,639
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK 耐容上限量

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    脂溶性ビタミンには、ビタミンA、D、E、Kなどがある。脂溶性なので、食事中の脂質が吸収を助け、脂質を吸収するのに必要な胆汁の分泌の障害で特に不足しやすい。脂溶性ビタミンは排泄されにくいため過剰摂取で中毒症状を起こすので、安全な耐容上限量が定められている。これより各々の生理作用と給源について述べていくこととする。

    ビタミンAは、化学名をオールトランスレチノールという。カロテノイドの一群に属し、カロテン、リコピンもこの仲間である。生理作用として皮膚や粘膜を正常に保ち、神経や骨の発達にも不可欠である。血中のレチノール結合たんぱく質RBPで運ばれる。Tリンパ細胞という免疫を担う細胞等の活性化にレチノイン酸が必要となる。脂肪酸と結合してレチニルエステルとして消化管から肝臓に至る。細胞内で酸化されてレチノールを経てレチノイン酸になる。レチノールは目の網膜にあって、視覚の担い手となるロドプシンやアイオドプシンという光受容たんぱく質の成分である。ビタミンAは体内に蓄積しやすいので、摂りすぎると頭痛、筋肉痛が起こり、妊婦では胎児奇形の危険がある。ビタミンAの耐容上限量は成人で2700㎍REと定められて...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。