教育相談の研究の科目最終試験の解答例(6題セット)です。内容だけでなく、文字数にも配慮し、作成いたしました。自身、こちらを利用し、合格済み(90点)です。参考にしてください。
1.カウンセリングの種類をあげて、それぞれの理論や方法について比較検討しなさい。 カウンセリングは大きく分けて2種類ある。1つは治療的カウンセリングであり、この対象は主に神経症(ノイローゼ)の患者である。このカウンセリングでは、クライエントに対して、カウンセラーは、専門的な技術と知識を用いて、患者の病状や病気を治療する。
このカウンセリングは主に成人に対するもので、成人の場合、内からの成長能力は期待できず、基本的にイド・自我・超自我の大小関係は固定したままであり、子どものようにその関係は流動的ではない。それ故、この3者の関係よりも、自我における意識・無意識の関係において治療法を検討した方がよい。患者の無意識に原因があると考えられる場合、その治療的関わりは無意識を明らかにし、意識化することである。そして、その具体的な方法が精神分析カウンセリングである。この精神分析で現在行われているのが自由連想法である。自由連想法とは、心理的にリラックスした状態のもとで、「頭に浮かんでくることを、そのまましゃべる」ということであり、それを治療者が分析することで、患者の無意識を明らかにしようというもので...