【評価】A 【添削コメント】よくまとめられています。
【レポート作成に当たって】教採試験用のテキスト、参考書などを参考に記述。
第2設題【適応・不適応の心理的機制、またそれらから引き起こされる特徴的行動について説明せよ。】
◆適応とは
・様々な欲求を満足させようとして、環境の諸条件と調和するためにとる行動や態度の調整。人間は適応するために、いろいろな欲求を充足させようとして、自らの行動を調節するのである。個人の内部に相反する2つあるいはそれ以上の目標が同時に生じて、しかも、それらに同じくらいの程度の関わりあいを望んでいる自分を感じた時、動きのとれない自己の状態を認知することができる。これらの行動をレヴィンはコンフリクト(葛藤)と定義した。「葛藤」は次の3つの型に分類することができる。
①「接近―接近」型。2つの目標が共に正の誘意性を持っており、その両方に同じ程度ひかれている状況。
②「回避―回避」型。負の誘意性をもつ2つの目標の間にあって、一方に接近しようとすると、同時に回避の欲求がそれだけ強まる状況。
③「接近―回避」型。同一目標の中に生と負の誘意性が共に含まれている状況。
◆欲求不満とは
・人の行動が目標に向かう過程で、何らかの理由で阻止され葛藤状況が解決されず、人が陥る状態のことをいう。この状態で、その原...