哲学 (0011)分冊2

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    哲学倫理0011

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            哲 学

           00 11分冊2
     紀元前、存在論に始まり現在までに続く哲学、倫理学を中心とした西洋思想の中で、古代が世界(自然)中心、中世が神中心の思想の時代だとすれば、近代は人間中心の時代であると言える。近代哲学においては、認識論の立場で

    1.イギリス経験論(ベーコン・ロック・バークリー・ヒューム等による)

    2.大陸合理論(デカルト・スピノザ・ライプニッツ等による)

    3.ドイツ観念論(カント・フィヒテ・シュリング・ヘーゲル等による)

    と大別することができる。

    ここでは、中世哲学的な権威主義に対する批判として現れた経験論と理性論(合理論)

    の起源と本質について考察する。

    近代の世界の開始点はルネサンスと宗教改革である。これらを通じて多くの思想家達が、ヒューマニストとして、あるいはモラリスト

    として、あらゆる束縛から離れ、人間らしい

    生き方と真実を求めようとしたのである。また、ルネサンスと宗教改革は、新しい人間観をもつことを迫る。主体としての人間の感覚である。これは人間の発見であると同時に自然の発見でもあった。ここに自然科学へ...

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