学校制度と社会 第2分冊 評価A

閲覧数1,644
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    課題:学校教育の「選抜・配置機能」

    ①学校教育の社会機能の1つである「選抜・配置機能」について簡潔にまとめ、~現在の大学入学者選抜制度が抱える課題・問題点を、①でまとめた「選抜・配置機能」の視点から考察しなさい。

    *課題や問題点は、自分の意見で答えたほうがいいと思います。

    学校側のチェックもあるので、参考程度にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    学校教育の機能の1つとして社会成員の選抜・配置機能がある。これは、近代学校制度が始まって以来、学校教育が飛躍的に拡大し、学校が国民の誰もがかかわる教育機関となっただけでなく、近年は教育機能以外の社会機能を果たすようになったことの表れである。それが、学校教育の社会化機能であり、養護・保護機能であり、選抜・配置機能である。

     選抜・配置機能は、近代国家社会がより優秀な人材を必要としたことから生まれたものである。日本においては、産業・社会構造の変革により、立身出世が重要な意味をもつようになったことから必要になった制度である。社会は一定の年齢までに異なる職業に配置する必要がある。その機能として、入学選抜試験のように同一時期に同一の基準で子どもの能力を評価するという制度が必要になった。これは、社会階層間を動かすメカニズムとしては機能したが、受験戦争が過熱になるにしたがい、本来の子どもの成長・発達を援助するべき教育機能が薄れ、受験勉強のための教育に変質してしまった。ここで問題なのは、受験準備が本来子どもの成長に必要な学習や生活環境に弊害をおよぼし、適切な子どもの心身の発達の弊害になりうる可能性が...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。