変動為替レート制化で資本取引が自由化された場合、マクロ経済政策の有効性はどのようになると考えられるか。
マンデル=フレミングモデルを使って説明しなさい。
*丸写し厳禁です!参考としてお使い下さい。
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マンデル・フレミング・モデルはIS-LMモデルを開放経済に拡張したもので、自国は小国であり、自国の資金需要や供給の変化が外国金利に全く影響を与えないことを前提としており、そのため金利は外政的に与えられる。また、資本取引に対する規制や障壁がなく、国際的な資本移動が完全自由化されていると考える。これはY(国民所得)=C(消費)+I(投資)+G(政府支出)+X(輸出)-M(輸入)―①の式で表される。外国為替市場では、カバーなし金利平価で自国と他国の資金運用益が異なる場合、金利裁定が働き国内外の収益率が等しくなるということと、E0=Eeとする静学的予想から、自国金利と他国金利が等しい所で均衡し、i=i*―②で表される。また、簡略化の為誤差脱漏がないとすると、国際収支BPは、経常収支CAと資本収支KA及び外貨準備RSを足したものに等しくなり、BP=CA+(KA+RS)―③で表される。さらに変動相場制度を前提とすると③式の外貨準備はゼロとなり、経常収支CAと資本収支KAは等しくならねばいけないので、国際収支BPもゼロになる。よって、国際収支は所与の外国金利において均衡する。これ...