基礎看護学方法論Ⅲ 単元:食べることを整える援助技術
経鼻経管栄養
援助内容 援助方法とその根拠 経管栄養法の目的 ・口腔から食事ができない患者の栄養摂取
・口腔からの食事管理だけでは不十分な患者の栄養補給
・栄養状態の維持・管理
・生理的な消化・吸収過程を活用した栄養代謝機能維持 適 応 ・炎症性腸炎などの消化器系の中疾患のある患者
・口腔、食道、胃、大腸手術前後などの栄養管理
・嚥下障害のある患者
・その他、栄養管理が必要な患者 禁 忌 ・口、鼻、食道に通過障害があり、栄養チューブの挿入が困難な患者
・栄養吸収が期待できないほどの腸の障害がある患者(短腸症候群、重傷な腸炎など)
・下部消化管に高度の狭窄や閉塞がある患者(イレウス、がんなど) 【1】援助の全過程で対象の経鼻経管栄養法に対する反応を読み取る
【2】経鼻経管栄養法の開始・中断・継続、実施後の評価をするための反応を読み取る
【3】対象の反応に合わせた準備
【4】相互に息を合わせながら、安全に経鼻栄養カテーテルを挿入する
【5】経鼻栄養カテーテルが胃内に入っていることを確認する
【6】対象に合わせて経鼻栄養カテーテル...