国民年金は、1961(昭和36)年4月から国民年金法が施行され、国民皆年金制度が確立された。1985(昭和60)年には年金制度の改正により、基礎年金制度が導入された。国民保険の被保険者は3つに区分される。第1号被保険者は20歳以上60歳未満の自営業者、農業者である。第2号被保険者は民間被用者(サラリーマン)、公務員である。第3号被保険者は公務員等の扶養される配偶者である。
国民年金の給付には全被保険者に共通する基礎年金(老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金)がある。
これ以外に、国民年金には老齢基礎年金の給付のほかに、自営業者の第1号被保険者のみを対象とする独自給付がある。付加年金、...