佛教大学通信 B0102・R0702 仏教史概説 第1設題 A評価

閲覧数2,949
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学通信、B0102、R0702「仏教学概説」、第1設題(インド仏教教団の成立とその後の発展過程を、大乗仏教興起の事情とも関係付けながらまとめなさい。)のA評価リポートです。
    採点者の所見は、「インド仏教教団の成立状況と、その後に初期・部派(アビダルマ)・大乗と変遷していく過程、およびそれらの具体的な内容や特徴が適切にまとめられている。」でした。
    学習を進める上での参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題 インド仏教教団の成立とその後の発展過程を、大乗仏教興起の事情とも関係付けながらまとめなさい。
    仏教が成立したのは、釈尊が菩提樹の下で悟りを開き、その悟りを人々に伝えたからである。釈尊は成道の後、初転法輪を行い、五比丘という最初の弟子が誕生した。五人はいずれも覚りに到達し、釈尊を含め六人の阿羅漢が生まれた。六人から成る共同体はサンガ(僧伽)と呼ばれ、最初の仏教教団が成立した。釈尊の集団は一箇所での定住生活を行わず、各地を移動しながら教団の拡大を図っていった。
    釈尊の在世中に仮にサンガに問題が起こっても、それを解決するためには釈尊の裁定を仰ぐことで済んだ。ところが釈尊の入滅後の教団にとって、それは大きな問題となる。釈尊入滅後の教団の方向性を定めたきっかけこそが、一般に第一結集と呼ばれる出来事である。

    第一結集は、王舎城に五百人の阿羅漢が集まり開催された。釈尊の教えが滅することを恐れた大迦葉がこれを主宰した。この時、阿羅漢たちは、各自が憶持していた教えを示し合い、教えの内容を確認し合った。教法の結集は阿難が、戒律の結集は優波離が中心となって行った。

    このように、仏陀の教えは、入...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。