佛教大学通信「道徳教育の研究」科目最終試験対策6題セット 75点

閲覧数3,042
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 12ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    科目最終試験に向けて、学習の要点に記された6設題を、教科書の記述に従って要約したものです。
    学習の助けにしてください。
    (掲載課題)
    1)人間にとって、道徳がなぜ必要なのかについて述べよ。
    2)道徳教育の意義について述べよ。
    3)欧米の道徳教育思想について述べよ。
    4)第2次世界大戦以前の道徳教育について述べよ。
    5)第2 次世界大戦以後の道徳教育について述べよ。
    6)「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ① 人間にとって、道徳がなぜ必要なのかについて述べよ。

    最初に道徳とは何であるかを考える。道徳は、人間の生き方を示すものであり、それを理解するために、欧米の思想の源流であるソクラテスとプラトンの思想を考察する。

    ソクラテスは、以下の理由からイデアの存在を提唱した。つまり、人間がめいめいの経験の範囲にとどまっていれば、全体としての進歩も発達もない。経験から科学や技術が生まれるためには、まだ経験されないものへの飛躍が必要である。それを可能にするものは推理であり、推理を可能にするものは、既知のものと未知のものを一括する普遍的なものを媒介する普遍的なものつまりイデアが必要であるとした。そのイデアの考え方は、弟子であるプラトンへと引き継がれた。

    プラトンのイデア論は、欧米の思想の根底となった。そのイデアを規範としてどのように生きるのかを考えることが、道徳である。

    プラトンは著書「国家」の中で、「洞窟の比喩」について述べている。人間は精神的に洞窟の中で鎖でつなぎとめられ、ただ洞窟の奥の方を見つめるに過ぎない存在であると喩え、人間が事物を見つめることが出来るのは、奥に映った影に過ぎない。その...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。