教育の方法と技術 第二分冊
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学習を認知主義的理論からとらえた場合、「学習」とは学習者にとって意味や価値のあるものを獲得することだということができる。ただ詰め込むだけの学習を強いるのではなく、「授業目標の設定」「学習者の事前調査」「授業計画の決定」「狭義の教授活動」「評価」という教授活動の五段階モデルを活用して学習が実践・評価される必要がある。この考え方は現在の学校教育で最も浸透している理念であり、意味や価値を一つのものと特定し、それを学習者が獲得するというものである。しかし、学習について目の前にある目標や実践計画にそれぞれの意味や価値を見出すことは難しいと思う。たとえ同じ体育の逆上がりであっても行為者(学習者)、当事者(教師)、環境等状況に応じて価値や意味は違ってくるからである。認知的主義理論から学習をとらえた場合では意味や価値を問ううえで、その問い方に歪みが生じないようにすることが大切である。
では、以上のように認知主義的理論から捉えた学習についてコンピュータの利用という観点で考えてみた...