生徒理解と教育相談 第一分冊

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    生徒理解と教育相談 第一分冊

    ※合格レポート。あくまで参考としてご覧ください。コピー、複製による提出はお控えください。
     生徒理解を考えるときのポイントは一人一人の思いや願いに沿って、温かいまなざしで見つめ支え、よさを引き出すことである。そうした生徒との関わり方の根底にあるのが生徒理解ではないかと考える。

    人は、まわりの人から認められ、期待され、褒められ、励まされたら、誰であっても喜びを感じるものである。また生活に張り合いが出てきて、生きがいを感じ、やる気が出るものである。私も、友人と何気なく続けていた朝の清掃について、その場に居合わせたことのなかった先生からお褒めの言葉をいただいたことがある。その先生は私がいつからその清掃をしていて、毎日何時から行っているということをご存知だった。一見、関心をもたれていないと思っていても、こうした一件でその先生の授業がより興味深く聞くようになったという経験がある。

    生徒達にとって、教師は一つの大きな権威である。そういう存在の人から、自分はどう思われているか、どう関わってもらっているかといったことは、生徒達にとって大きな関心事となる。教師に心の底...

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