哲学概論 分冊1

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    資料紹介

    近代哲学に現れる「主観主義」について説明しなさい。

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    哲学概論 分冊1
    参考文献:
    近代的世界観の展開 大橋精夫/島田豊 青木書店 1986/4/10
    年表で読む哲学・思想小辞典 ドミニク・フォルシェー 白水社 2001/3/25
    主観主義への変遷
     人間中心主義
    ルネサンス以後の近代生活は人間の持つ理知を中心にして展開され、そして神中心の中世から急激に人間中心の世界へ変化した関係上、まず人間の中心となるものは「知」であったといえる。人間は知識を通してあらゆるものへ近づいていき、そして世界から神秘的なもの、ベールに覆われたもの、迷信的なものが漸次消滅していったのである。つまり、世界と人間とは単なる知的関係、理論関係だけに局限されることになったといえる。
    主に社会の秩序が破壊され、人間そのもの、個人が一つの単位として強調され、そこにはもはや貴族や特別の階級は存在しなかった。商業の発展を妨げていた封建制度を打ち倒し、ブルジョアジーは自らの実践的諸要求を反映し、かつ封建的な世界観と鋭く対立するところの新たな世界観及び文化を創り出した。高貴な国王といえども商人の顔色をうかがわねばならなかったのである。
    何故ならそれは人間として、知識は各人に与えら...

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