【1】グローバリゼーションの進展は、世界の人々に等しく経済的な豊かさをもたらすことはできないと考える。(反対)
【4】今日の南北問題で最重要課題は、途上国の累積債務問題である(賛成)
上記について記述
国際政治学 分冊2
参考文献
債務ブーメラン スーザン・ジョージ 朝日新聞社 1995/11/25
南北問題の政治経済学 G.K.へライナー 学分社 1998/4/10
【1】グローバリゼーションの進展は、世界の人々に等しく経済的な豊かさをもたらすことはできないと考える。(反対)
新自由主義による貧富拡大
グローバリゼーションは、新自由主義に基づく市場経済原理の地球規模での適用によって、モノ(商品)、ヒト(サービス)、カネ(資本)、技術、情報にとどまらず、社会的規範や国内外の諸制度まで世界的に統合される現象と考えられる。
現代のグローバル化は、確かに国内生産物の輸出先を確保し、多様な財源の確保を可能にした。1970年代頃までは、途上国の必要に答える長期の融資は債務危機が訪れるまで北側諸国の銀行からの援助や貸付によるものだったが、90年代以降になると資産運用投資や海外直接投資の投資先が飛躍的に多様化し、途上国にもたらされるようになったのである。しかし、すべての国々にもたらされているわけではない。
第三世界の抱える問題
グローバル化による資本の自由な移動によって、アジアやラテンアメリカ、ア...