近大姫路大学通信教育学部の科目試験答案例です。学習の参考資料として活用お願いします。
1、幼児期の思考の特質の一つである自己中心性について説明しなさい。さらにその例を4つあげて説明し
なさい。
2、エリクソンの発達課題の特徴について4点挙げそれぞれ説明し、さらに乳児期の課題について説明しな
さい。
3、児童期の社会性の発達について以下の2点について説明しなさい。
4、エリクソンの発達課題のうち第5段階の課題について説明しなさい。
5、ピアジェの認知発達理論のうち、保存の法則について直感的思考段階の特徴を液量・数・長さの例をあ
げて説明しなさい。図示しても良いですが、必ず文章での説明をして下さい。
6、原始反射および姿勢反射についてそれぞれ例を3つ挙げて説明しなさい。さらに原始反射および姿勢反
射の発達的意味について述べなさい。
発達心理学
1、幼児期の思考の特質の一つである自己中心性について説明しなさい。さらにその例を4つあげて説明しなさい。
幼児期の思考の特徴として自己中心性が挙げられる。
これは、幼児自身の主観と、外部の客観とが分化していない状態、いわば自分の主観以外のものの存在をじゅうぶん認識していない状態を指している。
つまり、自分の立場から離れて、事物を客観的に認識することができないということである。
この自己中心性は、幼児の思考にいろいろな形であらわれ、感情的、願望的な考え方をし、次のような論理的でない考え方を生ずることになる。
① アニミズム
すべての物に生命や意識があると考えること。
例えば、石ころを蹴ると「石ころも痛いと感じたりる。」と考えたりすること。
② 相貌知覚
物の知覚に情緒的な意味づけを行うこと。
例えばコップから水滴が垂れているのを見て、「コップが泣いている」と言うこと。
③ 実念論
夢やおとぎ話の世界など、心の中で生み出された物が、そのまま外界に存在すると
考えること。
④ 人工論
山や川、太陽など、自然界の様々な事物は、全て人間...