近大姫路大学通信教育学部の科目試験答案例です。
国語科指導法Ⅰ(国語)
1、授業づくりに役立つ教材研究とはどのようなものか、文学教材を例に述べなさい。
授業づくりに役立つ教材研究は、素材研究、教材化研究、指導研究の3つの観点を踏まえて行うことが必要となる。
文学教材を例にして、教材研究を考えた場合、その大まかな実際的手順は、次のようになる。
○ 素材・教材化研究
素材として授業する作品を読む。
(1) 想像力を働かせて読む
① 本文を音読する。
② 文字化されていない部分を補いながら読む。
(線を引く、行間に読み取ったことを書きこむなどの作業をしながら)
(2) 表現の特徴を捉える。
(3) 主題を捉える。
① その教材で子ども達にぜひ読みとってほしい内容は何かを、まず自分の言葉で書
きだす。
② 教科書用指導書、参考文献などで調べる。
○ 指導研究
(1) どのような学習指導課程をとるか決める。
(文学教材の読みの指導では、三読法(通読、精読、味読)が主流)
(2) 全体をいくつかの場面に分ける。
(3) 場面ごとに読み取らせたい内容を定める。
...
しかし、設題3の『対話が生まれる赤ペン指導とはどのようなものか述べなさい』に対する解答がありませんでした。
設題6個全ての解答があると思っていました。
もし、設題3の解答をお忘れなら、なんらかの対応をされるのを期待しています。