教育課程論 佛教大学通信教育レポート

閲覧数1,056
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    A判定

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    教育課程とは何かについて、その基準と編成原理、今日的課題についてまとめてください
     まず、わが国における教育課程の歴史的変遷について述べておきたい。
    昭和21年5月、当時の文部省は「新教育指針」の配布を始めた。これは2部から構成されている。第1部は民主教育の理念、第2部は実際の指針が提示されていた。しかし、いずれも法的拘束力を有するもではなく、現場の教師が授業を行うさいの手引き書にすぎなかった。
    教育基本法及び学校教育法の公布と並行して、昭和22年3月に最初の学習指導要領(試案)が制定された。これの制定は画一的な教育として意図されたものではなく、たんなる授業の手引き書に過ぎなかった。しかし一定の基準が設けられた。それは戦前の科目「修身」「歴史」「地理」が廃止され、代わりとして「社会科」「家庭」「自由研究」が新設されたことである。
    昭和26年に文部省は学習指導要領の全面改訂を行った。小学校では9教科に変わって4つの領域(国語・数学)、(社会・理科)(音楽・図画工作・家庭)(体育)が設定された。領域ごとに合科的な授業をおこなうことを意図したもので、戦前のものと比して柔軟なカリキュラムであっ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。