資料:4件
-
ギリシャ演劇とオイディプス王
-
はじめに
前期、「演劇と教育」では蜷川幸雄演出、野村萬斎主演の『オイディプス王』の一部分を見た。『身毒丸』なども手がけ、国際的な評価も高い蜷川幸雄と、狂言師であり映画やドラマなどでも多彩な活動を見せる野村萬斎が、ギリシャの古典悲劇であり、精神分析などでも「エディプス・コンプレックス」に関連してよく名前の出てくる、ソフォクレスの『オイディプス王』の舞台をやる、ということでとても注目された舞台である。自分自身前から『オイディプス王』に興味を持っていたこともあり、取り上げることにした。
構成としては、第一章ではギリシャ演劇について、第二章ではギリシャ悲劇とギリシャ喜劇、そして第三章ではソフォクレスと『オイディプス王』について述べる。
第一章 ギリシャ演劇
ギリシャ演劇とは古代ギリシャで行われた演劇のことであり、それには悲劇、喜劇、サテュロス劇、などというものが挙げられる。サテュロス劇とは、ギリシャ神話の豊穣の神であり酒の神である、ディオニュソスの従者に扮したコロス(合唱隊)が登場する劇のことである。コロスとは、コーラスの語源ともなっており、古典劇においては劇中に登場して、劇の進行に大きな役割を果たしていた。サテュロスというのは、ギリシャ神話でディオニュソスに従う山野の精のことである。
悲劇と喜劇は西洋演劇の源流となった。悲劇はディテュランボスに、喜劇は風刺歌にはじまった。ディテュランボスとはギリシャの合唱形式の抒情詩の名称であり、もとはディオニュソス崇拝に関係があり、指揮者に率いられて熱狂的な歌を歌ったものである。
コロスのみであった劇に、詩人テスピスがディオニュシア祭ではじめて悲劇俳優として、コロスと対話しあうという伝承がある。
-
レポート
芸術学
ギリシャ演劇
喜劇と悲劇
オイディプス王
ソフォクレス
蜷川幸雄
- 550 販売中 2006/01/19
- 閲覧(5,719)
-
新しくなった
ハッピーキャンパスの特徴
- 写真のアップロード
- ハッピーキャンパスに写真の
アップロード機能ができます。
アップロード可能なファイルは:doc .ppt .xls .pdf .txt
.gif .jpg .png .zip
- 一括アップロード
- 一度にたくさんの資料のアップロードが可能です。 資料1件につき100MBまで、資料件数に制限はありません。
- 管理ツールで資料管理
- 資料の中から管理したい資料を数件選択し、タグの追加などの作業が可能です。
- 資料の情報を統計で確認
- 統計では販売収入、閲覧、ダウンロード、コメント、アップロードの日別の推移、アクセス元内訳などの確認ができます。
- 資料を更新する
- 一度アップロードした資料の内容を変更したり、書き加えたりしたい場合は、現在アップロードしてある資料に上書き保存をする形で更新することができます。
- 更新前の資料とは?
- 一度アップロードした資料を変更・更新した場合更新前の資料を確認することができます。
- 履歴を確認とは?
- 資料のアップロード、タイトル・公開設定・資料内容説明の変更、タグの追加などを期間指定で確認することができます。