英語史教科書の第2章(音韻論)の要約と補足を載せています。おもにリポート(分冊1)に必要な部分を抜き出しています。ご参考までに。
Chapter 2: Phonology
A History of English Language
第2章 音韻論
なぜ音が変化するのかということに関して多くの試みがなされてきたが結局は完全にそれを証明はできていない。各々別個の要因が音変化の発展にもたらされ多様な言語に影響を与えると思われるが、第一要因が何か、ということに関しては定かではないのが現状である。
ある論説では「好音調のため」としている。仮に「好音調」のためとするならば文字通り「快い(発音しやすい)音」のためというものなり、これはあまり好ましいことではない。なぜなら変化の結果としての音は置き換えられた音よりもより好ましいものであるとはっきりと言えないからである。しかし、語の好音調はこの関連のなかで発音の解放のための音変化を理論づけるために用いられ、発音のさらなる解放への無意識的に探索するということでは妥当だと思われる。もっとも、この路線ではなぜ特定変化が特定の時期そして特定言語にのみ現れるのかということを論づけられないので不完全な説であると言える。
音変化は気候変化によるものがあるのではないかという説がある。この節で...