0411イギリス文学史I(分冊2):合格リポート

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    資料紹介

    イギリス文学史Iの分冊2のリポートです。
    ご参考までに。

    【設問】
    17世紀英文学における劇に関して当時の演劇会と社会の状況及び代表的な潮流について作家・作品を挙げつつ、論述しなさい

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     17世紀イギリスの演劇は政権がクロムウェルからチャールズ二世に移った王政復古の時代に遡る。クロムウェル政権下では国益が第一と考えられ、享楽的な面を極度に圧迫されたため劇場は閉鎖され、エリザベス朝から続いていた伝統的な演劇は見られなかった。その後王政復古によってチャールズ二世の手に政権が移ると、演劇を愛した王によってイギリスの演劇は復興し、閉鎖されていた劇場が再開された。この時代の演劇は悲劇のFrancis Beaumont, John Fletcherや世相喜劇のBen Johnsonの流れをくむエリザベス王朝の国劇の伝統に加え、フランスに亡命していた王の好みもあり、悲劇のPierre Cornelle喜劇のMoliereなどフランスの現代劇の流れが融合し、王政復古時代を代表する英雄悲劇と風俗喜劇の二つの劇の潮流は発生した。
     英国劇は12世紀頃教会で行われた大衆向けの聖書や聖母、聖者伝説を題材にした宗教劇・教訓劇が起源であるが、喜劇・悲劇誕生の直接の要因は15世紀末イタリアで起きた文芸復興の影響を受け、学校で古典研究や語学研究のためにラテンの古典作品を模範としたことで国劇が誕生した...

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