0411イギリス文学史I(分冊1):合格リポート

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    資料紹介

    0411イギリス文学史I(分冊1)の合格リポートです。ご参考までに。

    設問:中世英文学において最も重要な詩人3人と散文作家2人を取り上げて、彼らの生涯、代表作及び文学上の重要性を論じなさい

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     中世英文学において最も重要な詩人はチョーサー、ガワ―、ラングランドであり、散文作家はマロリー、キャクストンである。
     チョーサー(Geoffrey Chaucer, 1340-1400)は北欧的な暗さと堅実さを持つアングロ・サクソン的要素と優雅でユーモアに富んだヨーロッパ的要素の融合に成功し、近世詩歌の起訴を築いた作家である。彼の文学生涯はフランス期、イタリア期、イギリス期の3期に分けられる。フランス期は当時宮廷を中心に栄えていたフランス文化に触れ、影響を受けた時期である。彼は生涯に渡りフランス文学の影響を反映させるが、そのきっかけがこの時期である。イタリア期はイタリア外交旅行時にルネサンスの影響を受けた時代である。たとえばこの時期の傑作は『トロイラスとクリセイデ』( Troilus and Criseyde, 1384)であるが、これはボッカチオの『恋のとりこ』を手本にした劇的要素が豊富で人物描写にすぐれた芸術的な作品である。イギリス期には彼の集大成と言える『カンタベリ物語』(Canterbury Tales, 1387-1400)がある。この作品は未完であるが1700余行の韻文と...

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