1000字程度のレポート。「アジアにおける観光対象としての少数民族・文化の共生について」というテーマで、台湾・中国・マレーシアがどのようにして少数民族と協力して自国の観光資源を活かしているのかを考察した。少数民族の独特な文化を保つことは、(中略)観光客を集め、その国をさらに発展させることにも繋がる、という結論で結ぶ。
アジアにおける観光対象としての少数民族・文化の共生について
アジアの大多数は多民族国家である。その中で、少数民族の共生が進められている例は多く、その独特な文化は観光資源として活用されることが多い。
たとえば、台湾原住民族と呼ばれる十族が共存している台湾のケースでは、海外旅行者を集める方法として、ポスターに先住民族の祭りなどが大々的にとりあげられたり、十族の一つであるアミ族の挨拶、「ナルワン」がキャッチフレーズとして使用されている。また、「九族文化村」のように民族の生活様式や伝統舞踊などをテーマにしたテーマパークもあり、毎年多くの観光客が足を運んでいる。他にも、博物館では、保存しなければならな...