ねらいと内容との関係は、内容はねらいを達するための具体的な指示事項と考える。言い換えれば内容を経験することでねらいが総合的に身につくといえる。
内容(1)先生や友達と触れ合い、安定感をもって行動するためには、信頼関係を結ぶことが大切である。保育者は1人1人の子どもと関わりながら、どのようにして安定感をもつようになるかをとらえ、しっかりと見守り、受け止めることが必要である。大人もそうであると思うが子どもも自分の存在を肯定的に受け入れられると感じられるとき、いきいきと行動し、自分の本心や自分らしさを素直に表現するようになり、その結果、意欲的な態度や活発な体の動きを身につけていくと考える。
内容(2)いろいろな遊びの中で十分に体を動かすためには、幼児が自然に体を動かしたくなるような環境を工夫することが大切である。また幼児期は身体の諸機能が著しく発達する時期である。訓練的な遊び以外でも、幼児の興味の広がりに沿って展開するさまざまな活動を通して、十分に体を動かし、活動意欲を満足させるような活動を積み重ねていく。
内容(3)進んで戸外で遊ぶためには、保育者が積極的に近くの公園に出かけることを提案...