【基礎情報学】
●アナログとデジタルの違いについて述べよ。
ディジタルとアナログという言葉があるが、それに対して反対の意味を持つのがアナログという言葉である。本来ディジタルとは「数えることができる」という意味であり、それに対してアナログとは「連続する量」のことをいう。アナログやデジタルという言葉は「量」という概念からみた情報の分類の仕方を表すものである。我々は様々な量に囲まれて生活をしているが、その中でも、例えばリンゴや椅子の数のように、1個、2個と数えることができる量と、重さや長さのように厳密に測ればいくらでも細かく測れる量とがあり、それぞれ離散量(デジタル量)、連続量(アナログ量)と呼ばれている。離散量は、電磁気的な二種類のビットから作られる組み合わせパターンに対応させることにより、コンピュータで処理が可能となる。アナログとデジタルの身近な例としては、時計を挙げることができる。アナログ時計と呼ばれる時計は、針によって時間を指し示すが、デジタル時計では数値によって時間を表す。情報科学の世界において使われる「アナログ情報」という言葉は、このように、連続量という量の概念から分類された情...