西洋法制史(勅法と学説法)

閲覧数2,119
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    勅法と学説法について論ぜよ(優)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    西洋法制史
    設問:勅法(Leges)と学説法(Lus)について論ぜよ。
    1)ローマ法はその特色である「学説法」(Lus)による法創造を経て、「勅法」(Leges)が殆ど唯一の法源へとなって
    いった。この背景にはどのようなものだったのだろうか。
    2)共和制期
    紀元前 451~450 年に制定された十二表法は、一事不再理の原則による厳密な形式主義を貫いており、これ
    を活用するには神官のような法の知識を有する者の解答・助言が不可欠だった。この時期には、公人である神
    官の他に、私人である法学者もより自由な活動しており、法学を発展させていた。第 2 次ポエニ戦争の勝利と領
    土的大発展によるローマ法とヘレニズム文化との接触は、実学一辺倒のローマ法学において、法の組織的研究
    と、法学に現実性・法的安定を乱さない流動性・世界法的な一般性・普遍性・信義誠実を基準とする解釈方法を
    もたらすことになった。この時期の法形成においては、公職者(特に法務官)の告示による一種の裁判習慣法で
    ある名誉法が大きな役割を果たしていた。
    3)古典期
    オクタヴィアヌスは共和政末の混乱を平定し、形式的には共和政を維持しつつ、実...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。