P6701 異文化理解(西欧) リポート(A評価)

閲覧数2,316
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    【設題】EU統合はそこに暮らす人々、ひいては世界の人々の幸福にどのような貢献を果たすと考えられるか。またそれがもつジレンマとは何か。もっとも基本的な目的と具体的な発現状況を要約して述べよ。

    あくまで参考資料としてご利用ください。
    5ページ目は参考文献と脚註に使用しています。
    なお、評価所見(A)は、「参考文献や注釈をしっかり提示したことを評価したい。論旨の展開も明快であった。我が国のアイヌの問題なども引き合わせて考察したのはよい。フランスにおけるスカーフ事件も課題をよく示す事例である。」でした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    EU統合はそこに暮らす人々、ひいては世界の人々の幸福にどのような貢献を果たすと考えられるか。またそれがもつジレンマとは何か。もっとも基本的な目的と具体的な発現状況を要約して述べよ。
    テキスト巻末「ヨーロッパ統合の歩み」(280頁)は、1950年のシューマン宣言から始まっている。この宣言を受けて成立したECSCは、第2次世界大戦からの経済的復興・発展と同時に、大戦中敵国同士であったフランスとドイツの関係改善がその主たる目的であった。経済的発展と域内の平和の恒常化を目的として統合の歩みが始まったことは、重要な前史として記憶しておくべきであろう 。
    EU統合のもっとも基本的な目的は、マーストリヒト条約の総則B条を確認するのが一番であり、大まかにいえば次の3点が挙げられよう。すなわち(1)加盟国間の国境をなくすことで、域内の経済的、社会的結合を強化すること(2)加盟国共通の防衛政策、外交、安全保障政策を追求し、対外的には一体となって活動すること(3)EU市民権の導入による、加盟国国民の権利及び利益の保護を強化すること、である 。これは超国家主義的試みであり、一言でいえば、フランス革命以来、世界...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。