【参考文献】
・大谷尚子、森田光子『養護教諭の行う健康相談活動』(東山書房 2000.9.30)
・養護教諭研修事業推進委員会『養護教諭が行う健康相談活動の進め方』(日本学校保健会 2001.3.31)
・杉浦守邦『養護概説』(東山書房 1999.3.4)
第2課題第3設題
望ましい連携のためには、まず法的・制度的な裏付けがあり、分掌や役割の決められた「システム」と、制度や役割にとらわれない「ネットワーク」の両者が機能していなければならない。そして、複数の「システム」の間隙を縫うように「ネットワーク」を敷くことで、協働が生まれ、援助がより効率的且つ効果的に展開できるとされている。このことを踏まえると、多様化・複雑化している子どもの健康問題を解決するには、学校関係者だけでなく、地域の様々な立場の人たちが協働して援助を展開する必要があるといえるだろう。実際の支援においては、まず、養護教諭はバイタルサインの測定や問診によって子どもの抱える問題が、身体...