課題:
シェイクスピアの『リア王』とヘミングウェイの『老人と海』の翻訳を読み、それぞれに
ついて、(1)自分の読んだ翻訳の訳者名、出版社、出版年、(2)あらすじ(800 字程度)、
(3)感想(800 字程度)を書きなさい。
リア王
(1)
訳:福田恆存
出版社:新潮文庫
出版年:1967年
(2)
年老いたブリテンの王、リアは自身の退位にあたり、3 人の娘に自分の領土を分け与える
ことを申し伝えた。それぞれが父である王に対する愛の深さ、称賛の度合いに応じて分配
をすると伝え、その言葉を鵜吞みにした。
長女・ゴネリルと次女・リーガンは心にもない誉め言葉を並べ、全体の三分の一ずつ国
土を手に入れた。しかし、三女・コーデリアは、慕ってはいるがそれ以上はないと正直に
申した。老いぼれてしまったリア王は、娘たちの真意を見抜くことができず、激高したリ
ア王は、コーデリアを勘当してしまった。
長女、次女とともに穏やかな隠居生活を送るつもりだったリア王だが、彼の驕りや横暴
な態度に娘たちは嫌気がさし、そもそも領土欲しさに嘘をついたこともあり、次第に父で
あるリア王を邪険に扱い、し...