教育の方法と技術「認知主義とパソコンを使った授業」【玉川大学】

閲覧数2,923
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    ※このレポートは、玉川大学通信教育部・科目名「教育の方法と技術」平成22年度課題の合格済レポートです。

    教員による評価・批評は以下の通りです。

    <課題>
    認知主義とパソコンを使った授業について考察せよ。

    <評価>
    B(合格)

    <批評>
    認知主義の学習理論について具体例をあげて説明している部分は大変良い。
    コンピュータの利用方法、教師の役割とも、もっと詳細に論じて欲しい。
    コンピュータの利用方法は情報収集以外にも検討して欲しい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    このレポートでは、認知主義とパソコンを使った授業について考察する。そのためにまず、認知主義的学習理論を説明する。次に、認知主義的学習理論に適したパソコンの利用方法について考察する。そして、この場合の教師の望ましいとされる役割について考察する。
    <認知主義的学習理論とは>
    まず、認知主義とは、人は既に持っている認知構造によって新しい事物を理解しており、学習をこの認知構造の変化であると捉えたものである。環境と相対したとき、人は既有の認知構造を環境にあてはめ、応用しようとする働きが生じる。たとえば、子どもがとんぼや蝶を見て、昆虫とは小さくて羽があり飛ぶものだという概念(認知構造)を得る。そこでセミを見て昆虫だと認識するということである。このように既有の認知構造を用いて環境を理解する機能を、心理学者のピアジェは「同化」と呼んだ。
    これに対して、既有の認知構造では環境への応用ができず、認知構造を修正しなければならない場合がある。上記の例でいえば、アリを見てみると、羽のあるものとないものがあり、羽のないものも昆虫なのかと認識することである。このように既有の認知構造が変化することを「調節」という。
    ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。