英語学概説 分冊1 発話行為論

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    資料紹介

    英語学概説  分冊1 発話行為
    合格レポート
    参考資料:
    英語学入門 
    安藤貞雄 澤田治美 編
    開拓社

    日英語対照による英語学概論
    西光 義弘 他
    くろしお出版

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    <発話行為>とは、言葉を用いてなされる行為のことである。発話行為の研究は、John. L. Austinによって進められた。Austinは、言語は行為である というテーゼを提唱し、このテーゼが発話行為論として発展した。 発話行為論は、それまでの、文が真か偽かという観点のみから判断される論理実証主義とは異なり、平叙文は叙述文と遂行文とに大別されるという理論である。叙述文と遂行文の大きな違いは、その文の真偽が問えるか問えないかという点である。叙述文は、I am single.(僕は独身です)のように、物事を端的に述べる文であり、かつ真偽を問えるもので、例えば、You are a liar! I know you are married and have three children.(嘘つき!あなたは結婚しているし、3人も子どもがいるじゃない。のように、反論することができる。これに対する遂行文は、真偽を問うことができない。なぜなら、遂行文はWe will get married.(僕たちは結婚します)のように、文を発すること自体がある行動を遂行していることになるからである。 もちろん、発し...

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