中央大学 2013年度 民法2(物権)第1課題 合格レポート

閲覧数2,049
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    B評価での合格でした。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    課題:物権変動における公示の原則と更新の原則を説明し,その関係について論じなさい。
    1 公示の原則

     公示の原則とは,物権変動等の排他的な権利変動は,外形から認識できる表象を具備しなければ完全な効力は生じないとする原則をいう。物権には直接性があるから,権利者は他人の行為を介在せず,自己の意思のみに基づいて物を支配できる。また,物件は排他性を有するため,同一物につき他人の物権の成立を許さない。そこで,対外的に物権の存在を警告し,取引の安全を確保するために,物権の内容や帰属を外部から認識できるような工夫が必要とされる。

     わが国の民法は,不動産物権変動の公示について,民法177条は「登記をしなければ,第三者に対抗することができない」とする。登記制度は,不動産上の権利関係を公示することにより,物権取引の安全を確保することを目的とする。

    登記にはいかなる効力が認められるか。条文上,対抗力があることは明白である。不動産物件変動は当事者の意思表示のみによって生ずるから(176条),登記は権利移転または設定の効力発生要件ではなく,第三者に対する対抗要件とされている。加えて,登記には権利推定力も...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。