まず、はじめに精神保健とは、こころの健康の保持・増進を目標とする学問と実践をさしている。つまり、精神的健康の保持・増進を図るほか精神健康障害の予防と健康回復、精神障害の治療およびリハビリテーションを目的とするものである。
従来、人は生まれてから発達を続け、青年期に発達の頂点を迎え、その後低下していくと考えられていた。しかし、現代では生まれてから死ぬまでの変化のことを生涯発達という。
このような生涯発達の理論を精神分析家で発達心理学者である、エリクソンは人の生涯のことを「ライフサイクル」と呼んだ。
「ライフサイクルにおける精神保健について述べよ。」
まず、はじめに精神保健とは、こころの健康の保持・増進を目標とする学問と実践をさしている。つまり、精神的健康の保持・増進を図るほか精神健康障害の予防と健康回復、精神障害の治療およびリハビリテーションを目的とするものである。
従来、人は生まれてから発達を続け、青年期に発達の頂点を迎え、その後低下していくと考えられていた。しかし、現代では生まれてから死ぬまでの変化のことを生涯発達という。
このような生涯発達の理論を精神分析家で発達心理学者である、エリクソンは人の生涯のことを「ライフサイクル」と呼んだ。
人は誕生から死に至るまで,多数の人は「こころ」で何かを感じながら生活していく。その感じ方は成長過程や環境により異なるため,人生をライフサイクル「成長過程」に合わせて,①乳幼児期、②学童期、③思春期、④青年期、⑤成人期、⑥老年期と区分し,それぞれの特徴と精神保健について学ぶ。
<乳幼児期>
エリクソンは、社会と個人とが相互に影響し合いながら発達課題を乗り越えていく心理社会的モデルを提言した。乳児期の発達課題は「基本的信頼感対不振」であ...