肢体不自由がある子どもの自立(自律)と教育の役割について述べよ

閲覧数1,619
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「肢体不自由がある子どもの自立(自律)と教育の役割について述べよ。」
     肢体不自由とは、四肢と体幹の障害からなり、体幹は頭部や内臓器を含まない頸部までの上半身とされている。これは1929年ごろ高木憲次が提唱したといわれている。
     肢体不自由の原因は、脳中枢神経の損傷に起因するものと他の末梢性神経や運動器の障害とに分けられる。前者は脳性まひに代表される脳性疾患が一番多く、肢体不自由の起因疾患のなかの約70%を占める。その内、脳性まひが全起因疾患の約45%を占める。後者は、進行性筋ジストロフィー症に代表される神経・筋疾患が多く、そのほかに骨関節疾患、形態異常などがある。
     肢体不自由がある子どもの自立(自律)について考えるにあたっては、まずADLとQOLの内容について、理解を深めることが必要であると考える。では、ADLとQOLの内容について以下にまとめていく。
    〈ADL〉
     ADLとは、「日常生活動作」のことである。1952年に日本リハビリテーション医学会が規定した概念では、「ADLとは、ひとりの人間が独立して生活をするために行う基本的な、しかも各人ともに共通に毎日繰り返される一連の動作群...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。