S0532 生徒指導・進路指導の相談(初等) レポートA判定です。全てテキストの中から記述していますので、試験対策にもなるかと思います。
小学校において教育相談をおこなう場合、どのような点に注意しなければならないか。いじめ・不登校のいずれかをとりあげて説明してください。
教育相談とは、一人ひとりの児童・生徒の教育上の諸問題について、本人またはその親、教師などに、その望ましいあり方について助言指導することであり、個人のもつ悩みや困難の解決を援助することによって、その生活によく適応させ、人格の成長への援助をはかるものである。
(文部省編、1981)
教育相談は①「開発的教育相談」、②「治療的教育相談」、③「予防的教育相談」の3つに大別する事ができる。
それぞれがどの様な教育活動であるか述べる。
「開発的教育相談」には勉強の遅れている子どもに対して個別指導を行ったり、勉強のコツを教えたりする学業相談も含まれる。これは教師が普段行っている教育活動であるが、それも子ども一人ひとりの成長を助ける教育相談の活動と言える。
「治療的教育相談」は「適応相談」とも呼ばれる。これは様々な情緒的な問題を抱えた子どもに対して、問題の所在を明らかにし、治療的に関わることによって、問題解決と日常生活および社会生活への適応、さらには人格的成長...