佛教大学の「教育方法学」のリポートを掲載します。
シラバスに記載されている留意点などを踏まえながらまとめました。
テキスト「教育の方法と技術」(佛教大学出版)全体を網羅した内容に仕上げました。
参考にしてください。
設 題「教師の技術や実践知とはどのようなものであるか、またそれを共有することの意義を整理し、さらに教育技術や実践知を表現する方法や流通させるための方法を考え、具体的に説明せよ。」
現代は変化の激しい情報社会であり、学習者とそれを取り巻く状況はますます多様化し、複雑化している。そのような教育の実態のなか、教師は自らの能力を高め、問題解決に立ち向かえるような専門職である必要があり、またその教師集団によって、柔軟な授業が実現される。そのためには高度の専門的教育技術が必要である。
教育技術とは教育のなかでの1領域を意味する「教育における技術」と、異なる領域での技術の共通性に着目する「技術としての教育」という2つの視点から成り立つ。そして柔軟な授業を開発するにあたっては、教育技術についても柔軟な考え方をすることが大切である。現在の教育技術は、他の技術分野と比較すると判断過程においての専門性はまだかなり低い。しかし柔軟な授業はやはり教育技術に支えられて実現するため、教育技術は教育現場において必要なものである。
まったく経験したことのない授業を開発するにあたっての教育技術を4つに分けて考察していきた...