高齢化社会の定義と、日本の高齢化の現状 、平均寿命の進展、三大死因と合計特殊出生率の推移について述べ、将来人口推計から高齢社会対策を述べた。
近年の高齢社会の進展に伴う諸問題とそれへの対策について述べよ。
日本の高齢化社会問題は、少子化問題とともに毎日報道され、よく
見聞きする。どんな人間でも、年齢を重ねやがて高齢者になっていく事
は避けようもない事実である。今後の日本の先行きを勘案するに、この
まま少子高齢化社会を放置したのでは、子々孫々まで恨過を残す事にな
りかねない。
ここで、この少子高齢化現象について分析し、それを食い止める方法、
また対策案について検討する材料とし、この設題のテーマとする。
1.高齢化社会とは
高齢化社会は、総人口に占めるおおむね65歳以上の老年人口が増大した社会のこと。人類社会は、一定の環境が継続すれば、ある一定の面積に生存している人口を養っていく能力に限界が訪れる。そして、人口を養う能力の限界に達し、ある程度の時間が経過すれば、必ず高齢化が顕在化してくる。高度に社会福祉制度が発達した国家にあっては、その負担に応じるため労働人口が子孫繁栄よりも現実にある高齢化対策に追われるため、少子化が進行して、さらなる高齢化を助長していく場合が多い。
高齢化と少子化とは必ずしも同時...