連関資料 :: 家族関係論

資料:9件

  • 家族関係
  • 1.残された課題−養育機能の終了とその後 ●親の子離れ  子が思春期になり自我同一性が形成されてくると、親は子の養育責任から解放されて、子離れを果たしてゆく。しかし最近は、子が家を離れず、生活は親に依存している場合が少なくない。子離れを支えるのは、関心の主軸を親子関係から夫婦関係に移すことと、今後の人生の目標をもつことである。 ●子の親離れ  子から見ると、いかにして親の拘束を逃れるかが課題となる。しかし、子の依存性が強いと意識されにくく、親離れできない状態が継続しやすい。日本では、親離れの課題は無意識化されやすく、自立できる段階になると、単身生活をすることが望まれる。無意識部分の多い親子関係では、空間的な距離を設けないと、より良い関係の形成が難しいのではないか。 ●家族形態の選択  子の巣立ち後、夫婦だけの生活に戻らず、親子が家族として生活を続ける直系家族制への回帰という選択がされる場合がある。平成11年(1999)の国民生活基礎調査報告によると、「夫婦で」という選択と三世代家族の選択が各々約1/3、残りの1/3が単身及び未婚の子と同居になる。昭和55年(1980)と比較すると、直系家族制が減り、配偶者と死別後も核家族制を維持する人が増加している。  この他にも家族形態には、二世帯住宅による同一家屋内での完全別世帯やスープの冷めない距離という極めて近い位置に住むという選択肢もある。二世帯住宅では、親と子の配偶者との関係がうまくゆかない場合、家屋の資産性によって住居の選択が事実上制約されるという問題がある。また、スープの冷めない距離という選択も、その表現に無意識的に混入させた直系家族的な思いが、親子間の相互依存性を自覚させる上で妨害になり、強すぎる親の介入が夫婦関係に影響を及ぼすことがある。
  • レポート 心理学 家族関係 瓜生武 エリクソン 自我同一性 空の巣症候群
  • 550 販売中 2006/02/11
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  • 家族援助 家族及び家族関係はどのように変化しているか述べよ
  • 1418字のレポートです。内容→『家族」とはなにか。現在、一般的に用いられている定義は「夫婦・親子・きょうだいなど少数の近親者を主要な成員とし、成員相互の深い感情的かかわりあいで結ばれた幸福追求の集団である」というものである。ただし、事実婚や同性愛カップル、またはペットなども十分に家族の成員として考えられている場合もあり、必ずしもこの定義に当てはまるとは言えない。家族の定義は時代とともに変化するものであることを忘れないでおきたい。--中略--家族の小規模化や共働き夫婦の増加などにより、育児や介護、家事などの1人当たりの負担が重いことや、子どもたちが家族の中で経験する人間関係の数が減っていることを意味している。』
  • 家族 子ども 社会 地域 問題 人間 結婚 人間関係 比較 ストレス 家族援助
  • 550 販売中 2009/06/09
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  • 家族関係−指定図書の学習レポートno.1
  • □学んだこと ・昔と今:?昔は、家族制度としての父性が、母性原理とのバランスをとっていた。現在では、母性原理のみが働く形になってしまった。?現在は国際化によって、母性原理と儒教的倫理に加え、西洋の父性が入り、親も子も明確な倫理観を持てずにいる。?人間の古来からの行為には、深い意味があり、それを知ることで災害を避けられる。 ・個人対個人:?現在は、家族の安定を築くために、家族成員の個性のぶつかり合いが必要である。?日本人は、一つの場に2人がとけこむことは得意だが、個人と個人の関係形成は苦手である。場の外からくる人は全て侵入者と感じる。 ・母性原理と父性原理:?母性原理=何ものをも「包含」する機能。父性原理=「切断」する機能。分類。?どちらか一方が優勢で、片方が抑圧・無視される状態が多いが、バランスがとれてこそ、有効である。 ・運命と意志:?親子関係は、「運命的」に決定された絶対的なものであり、夫婦関係は、両者の「意志」によって決まると考えられている。実際には、「運命」と「意志」という2種の力が働いている。親子で、互いを親・子と認め合うのは「意志」である。?夫婦では、「運命」の力が働き、無意識のうちに自分に合う人を選んでいる。 ・相補性と共通性:相補性は、両者の発展のために必要、共通性は関係維持のために必要である。両者が適度にバランス良く保たれることが重要。 ・バランス:?日本は、明確に言語化された社会規範はなく、「身内」とのバランスを保つための曖昧な規範をもつ。?父性原理・母性原理も、運命・意志も、相補性・共通性も、バランスが大事である。 ・線と円:?人間は「考える」時、直線型の論理に頼りやすい。実際は、自分を中心とした円の内・外で動いている。?自分の円型の心理に気づき、円の中心に自分を置かないこと、円の輪を拡大すること、が課題となる。
  • レポート 心理学 家族関係 河合隼雄 母性原理 父性原理
  • 550 販売中 2006/02/11
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