色感覚と色知覚の基本的な相違点について

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    色彩学

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    「色感覚と色知覚の基本的な相違点について」
    物の色を見るということは、「光」、「物体」、「感覚」の三つの基本的要素が相互に関連して、はじめて成り立つものである。「光」については、それにどんな色のスペクトルが含まれているかを示す「分光分布」で表現し、また「物体」については、その光の分光的な反射、吸収特性を示す「分光反射率」で表現する。これらの特性は物理的な測定によって比較的容易に定量的に表現、表示することができる。もう一つの要素である「感覚」は本来個人の主観的心理応答に基づくものであり、「光」や「物体」の特性のように定量的、客観的に表示するとこは容易ではない。そこで何とか定量的に表現する手段として、単純な物理刺激に限り、その刺激の物理量と「感覚」による心理量との対応をつける「心理物理量」によって「感覚」の特性を表現できる。

    「心理物理量」には「色感覚」と「色知覚」二つの区別がある。

    外界からの色の刺激が眼に入ると色の「感覚」を生じる段階があり、その情報が大脳に送られることで「色知覚」を生じる。「色感覚」というのは単純な色の刺激に対する心理応答であり、暗闇の中の光覚閾、色識別などの感覚...

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