こちらは、大学の通信教育のレポートです。個人のレポートにより、一部分だけを変更したもの、そのまま写したものは、違反になり学則において処罰の対象となります。あくまで参考程度にお願いします。
課題名「心の理論における『二次的信念の理解』は児童期に達成されるといわれているが、具体例を創作してそのことを説明しなさい。また、『二次的信念の理解』の発達的意義について述べなさい」
【参考文献】
「発達心理学」子安増生ほか・新曜社・2006,9,25
「心の理論 心を読む心の科学」子安増生・岩波書店・2000,4,21
「ザ・教室ブログ『二次的信念の理解』」YoshiakiShiokaze・http://shiokaze.blog48.fc2.com/blog-entry-1297.html・2012,11,2
第一課題 第一設題
心の理論とは、「ある人が、自分や他者に心的状態を帰属すること」である。この心の理論の研究の始まりは、アメリカの動物心理学者プレマックらが、チンパンジーなどの霊長類の「欺き行動の研究」を行ったことによる。
チンパンジーAが木に成っているバナナを発見するが、離れたところにいるチンパンジーBがまだバナナに気付いていないことをAは認識していて、「もし、ここでバナナを取ったらBがやってきて横取りするのではないか」と推測する。そこで、Aはバナナがない振り(欺き)をしてみせたのである。このAは、まさに他者の行動に「心」を帰属しており、他者の目的・意図・知識・思考・疑惑・推理・振り・好み...