【課題】2つの設問とも答えなさい。
①くり返し、または再述とさぐり(探索)について説明しなさい。
②感情的内容への対応について、説明しなさい。
【評価】A(設題のポイントをよくとらえ、まとまっているとのコメント)
【テキスト・参考文献】カウンセリングのすすめ方 中西信男・那須光章・古市裕一・佐方哲彦 有斐閣新書
1
第
2
課 題
第 1 設 題
① .
くり返し、または再述とさぐり(探索)について
説 明 し な さ い
[
く り 返 し
、 ま た は 再 述
]
く り 返 し
とは、来談者の発言全体、あるいはそのうち
の一部をもう一度カウンセラーがくり返すことである。
この技法は、クライアントが「
事 実 関 係
(
感 情 的 内 容 で
は な い
)
」を述べた際の応答として、しばしば用いられる。
くり返しには、カウンセラーが来談者の話を正しく理
解していることを示すと同時に、来談者自身が、自分の
言ったことを反省する機会を与え、自己理解を促す意味
がある。しかし、くり返し手法を用いすぎると「こだま」
のような良くない印象(カウンセラーのやる気がなく感
じられる)を与えることもあるため、適切な場面でくり
返しを使うよう、注意が必要である。
2
[
さ ぐ り ( 探 索 )
]
「 さ ぐ り 」 と は 、 何 が (
What
)、な ぜ(
Why
)、い つ(
When
)、
ど こ で (
...