5文型と7文型の違いを明示し、英語の基本文型としてはいくつかの文型を認めるのが適切であるかを、具体的な証拠を積み重ねて論じなさい
「5文型と7文型の違いを明示し、英語の基本文型としてはいくつかの文型を認めるのが適切であるかを、具体的な証拠を積み重ねて論じなさい。」
まず始めに、英語の言葉の仕組みを述べたい。中心であるのは動詞であるが、それらは時制を持ち、その場所によって文型が決まるのである。今日では、英語は7文型でその文法を説明することが適当であると認識されているが、動詞には動作動詞・状態動詞とは別に目的語を必要としない動詞の自動詞と目的語を必要とする動詞である他動詞に分類され、この分類によって文型が決定される。古くからさかのぼると文型はC. T. Onions(1873-1965)が提唱した5文型があり、「文を分析のために述部型で分類する」という考え方に立脚しており、長い間この理論が英語を学ぶ上で主流となっていた。7文型には5文型に含まれなかった要素を持つ文型が含まれている点が相違点である。さらには安藤貞雄(1927-)の提唱する8文型説もあるが、ここでは5文型と7文型それぞれの文型の違いについて述べてみる。
●5文型について
(第一文型)動詞のみから成る第一文型:S+V
例文:She was talking ...