脳梗塞
■病態
・脳の血管が閉塞することによって酸素や栄養物の供給がとまり、灌流領域の脳組織が壊死にい
たるもの
・脳血栓と脳塞栓がある
・脳血栓はさらに、アテローム血栓性(主幹動脈に大きな梗塞巣をきたす)、ラクナ梗塞(細い動脈に小梗塞ができる)にわかれる
・発症後は塞栓部位の周辺に浮腫が生じ、1~2週間で最も強くなり、高度の浮腫は脳ヘルニアに進展することがある
■種類
1.脳血栓
◆機序
・血管内に血栓が形成され、動脈が閉塞されることによって生じる
・動脈硬化などを基盤として血管内壁にコレステロールや血のかたまりがたまり(アテロー
ム)血小板・フィブリン・・赤血球・白血球などの血液成分が沈着し、塊になって大きくなる
・血管の内腔は徐々に狭くなり、ついには閉塞する
・高血圧・糖尿病・高脂血症を有する患者で起こりやすい
◆発症時間
・夜間に発症し徐々に進行
◆病変部位
・大脳皮質よりも白質や内包など、脳の深部に病変がおきることが多い
◆症状
・運動神経線維の通過する場所に梗塞が起きれば、病変部と反対側の上下肢もしくは顔面麻
痺が起きる
・構音器官を支配する運動神経の領域に梗塞がおきれば、ろれつがまわりにくい構音障害が
起きる
・感覚神経がおかされれば、反対の半身に感覚障害やしびれがおきる
・運動麻痺や感覚障害は、四肢の近位より遠位におきやすい
2.脳塞栓
◆機序
①血のかたまりなどが血流にのって流れていき、末梢の細くなった血管につまる結果、血管の
閉塞をもたらす
②血のかたまりは、動脈硬化をおこした血管の壁に付着しておこるか、不整脈のひとつの心
房細動を起こしている心房のなかで起こる(心原生の塞栓)
◆発症時間
・昼間に突然発症
◆病変
・大脳皮質にも起きやすい
◆症状
・優位脳半球(多くの人は左)の言語野に病変があれば、失語症(聴覚、構音は保たれるがこ
とばの理解や話しができない)となる
脳梗塞
■病態
・脳の血管が閉塞することによって酸素や栄養物の供給がとまり、灌流領域の脳組織が壊死にい
たるもの
・脳血栓と脳塞栓がある
・脳血栓はさらに、アテローム血栓性(主幹動脈に大きな梗塞巣をきたす)、ラクナ梗塞(細い動脈に小梗塞ができる)にわかれる
・発症後は塞栓部位の周辺に浮腫が生じ、1~2週間で最も強くなり、高度の浮腫は脳ヘルニアに進展することがある
■種類
1.脳血栓
◆機序
・血管内に血栓が形成され、動脈が閉塞されることによって生じる
・動脈硬化などを基盤として血管内壁にコレステロールや血のかたまりがたまり(アテロー
ム)血小板・フィブリン・・赤血球・白血球などの血液成分が沈着し、塊になって大きくなる
・血管の内腔は徐々に狭くなり、ついには閉塞する
・高血圧・糖尿病・高脂血症を有する患者で起こりやすい
◆発症時間
・夜間に発症し徐々に進行
◆病変部位
・大脳皮質よりも白質や内包など、脳の深部に病変がおきることが多い
◆症状...