食道癌
■病態
・食道癌ができる範囲は、頸部食道、腹部食道に至るまで広範囲
・日本人では、ほとんどが粘膜表面の扁平上皮細胞から発生する「扁平上皮癌」
・男女比8:2で男性に多い
・欧米では、腸上皮から発生(バレット食道由来)する腺癌が多い
・危険因子は、タバコ、濃いアルコール摂取
■症状
・初期では無症状
・進行すると嚥下時の違和感、つかえ感、嚥下困難、胸痛、体重減少
・リンパ節転移では反回神経麻痺による嗄声
・気管侵潤により咳漱や血痰
■検査・診断
(1)内視鏡検査
・ルゴール染色後、生検を行う
(2)超音波内視鏡検査
・深達度診断に有用
(3)CT検査
・進行癌における進行度判定、転移診断に不可欠
・深達度とリンパ節転移などから進行度を決定する
■癌の進展形式と進行度
(1)進行度
N0 N1 N2 N3 N4 M1
T0、T1a 0 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳa Ⅳb
T1b Ⅰ Ⅱ
T2 Ⅱ Ⅲ
T3 Ⅲ
T4 Ⅲ Ⅳa
食道癌
■病態
・食道癌ができる範囲は、頸部食道、腹部食道に至るまで広範囲
・日本人では、ほとんどが粘膜表面の扁平上皮細胞から発生する「扁平上皮癌」
・男女比8:2で男性に多い
・欧米では、腸上皮から発生(バレット食道由来)する腺癌が多い
・危険因子は、タバコ、濃いアルコール摂取
■症状
・初期では無症状
・進行すると嚥下時の違和感、つかえ感、嚥下困難、胸痛、体重減少
・リンパ節転移では反回神経麻痺による嗄声
・気管侵潤により咳漱や血痰
■検査・診断
(1)内視鏡検査
・ルゴール染色後、生検を行う
(2)超音波内視鏡検査
・深達度診断に有用
(3)CT検査
・進行癌における進行度判定、転移診断に不可欠
・深達度とリンパ節転移などから進行度を決定する
■癌の進展形式と進行度
(1)進行度
N0
N1
N2
N3
N4
M1
T0、T1a
0
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳa
Ⅳb
T1b
Ⅰ
Ⅱ
T2
Ⅱ
Ⅲ
T3
Ⅲ
T4
Ⅲ
Ⅳa
(2)肉眼型分類
表在型(0型)
進行型
0...