z1118 z1110 教育相談の研究 佛教大学

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    資料紹介

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ①「自我と超自我の発達的問題とカウンセリングについて述べよ。」
    フロイドは、理想の姿を求める心を超自我、快楽を求める心をイド、自分の行動を決定する心を自我と名づけた。
    イド・自我・超自我の関係は、3者がバランスを保ちながら発達するのが望ましいが、思春期(第2次反抗期)においては、相対的にイドと超自我が大きくなり、自我が最も小さい状態となる。そのうえ、この最も小さい自我が、イドと超自我と外界のそれぞれの欲求を考慮し適切に調節しなければならない。しかし、自我の力が弱いため、時にはイドの欲求に打ち負かされ、時には超自我の厳しい監視の目にさらされ、時には外界からの期待にうまく応え切れず、自我は思春期特有の衝動行為や精神的不安定をさらけだす。
     学校カウンセリングで対象となる児童・生徒の場合、イド・超自我・自我の関係は常に流動的であり、発達的である。カウンセリングの目標は、この3者のアンバランスを修復することであり、あわせて症状や問題行動の改善をはかろうというものである。
    自我の発達が未熟な場合
    自我は、現実原則の機能が十分発揮できず、自己の行動の選択および決定ができない状態にある。自己決定がで...

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